「博物館のお仕事」

【2021.10.2のお仕事】

アイヌ文化ロビー展開催しました。ほんとは準備のようすを撮りたかったのですが、いっぱいいっぱいで忘れました。

10月24日まで開催です。

 


【2021.9.28のお仕事】

記念館の玄関ガラスに、ヤブサメという鳥がぶつかってうずくまっていました。ウグイスの仲間の夏鳥で、可聴限界に近い(いわゆるモスキート音)高い声で、シシシシシ・・・と鳴くことで知られています。体はスズメよりも小さく、日本でも最小クラスの1種です。

箱の中で緩く保温して30分で飛べるようになりました。よかった。

2007年にもほとんど同じ場所で衝突がありました。ヤブの中にいる鳥なので、玄関前がひさしで暗いことなどが一因なのかな?と思っています。


 

【2021.9.25のお仕事】

おそらく休館が解除になると予想して、展示室のいくつかの部分を整えたり交換したりしました。まがったパネルを直し、順番を組み替え、足りない言葉を補い、間違いを直し、保存液を追加、レプリカの位置を変えてわかりやすくして、照明を交換……。大幅に変わってはいないので、気がつかれないとは思いますが…。

 


 

【2021.9.16-17のお仕事】

特定外来生物ウチダザリガニの防除作業でアドバイザーを依頼され、参加してきました。このような防除作業には簡単に言えば専門家の助言の元に作業を行うことになっています。防除を行ったのは帯広のある企業で、長年続けているので慣れたものです。

この容器は60センチ×45センチくらいあるので、ウチダザリガニの大きさがわかると思います。この大きなハサミの長さでニホンザリガニの超最大クラスです。

捕獲した後大きさなどのデータをとります。これによって、増加傾向かどうかなどがわかります。特定外来生物は生きたまま流域から移動してはいけないので、その場で調理して食べます。作業した流域のものは美味しいと評判です。今回は、罠に入らない性質の個体が大きくなって生き残っているのではないかという感触でした。捕獲方法を再考する必要がありそうです。


 

【2021.9.14のお仕事】

古いハガキの整理をします。当時の物流やほかの地域とのつながりがわかることがあります。

「燻蒸」です。博物館に来た資料には昆虫の卵やカビなどが付着しており、そのまま収蔵庫に入れると思わぬ被害に遭う場合があります。記念館の車庫に臨時のテントで密閉した空間を作り、業者の方に薬剤で処理していただきます。博物館の最も重要な仕事の一つです。

燻蒸には数日かかります。


 

【2021.9.11のお仕事】

緊急事態宣言延長に対応したお知らせを作ります。下の方は玄関などに貼る用に作ったもの。みなさん結構貼り紙見てませんね……

 


 

【2021.9.10のお仕事】

当館のお仕事でもっとも多くの人数が必要な作業。それはロビーの絵画、書などの交換です。展示ケースが特殊なので、これを安全に人力で開いたり、セットしたり、準備片付けなどで想像以上の人数が必要になります。


 

【2021.9.7-9.8のお仕事】

新聞のチェックをします。スマホのカメラで自然関係の記事を記録しておきます。記録としても重要ですし、新聞を時間に沿って読むことは世の中の空気を知る上で重要なことです。

ほかの施設の依頼で展示アドバイスをします。

公共施設に貸し出していた絵画の交換をします。あまり長期に及ぶと絵が消耗してしまうので交換しますが、額が非常に重く、絵も自分も怪我しないよう慎重にあつかいます。