「博物館のお仕事」

【2021.9.16-17のお仕事】

特定外来生物ウチダザリガニの防除作業でアドバイザーを依頼され、参加してきました。このような防除作業には簡単に言えば専門家の助言の元に作業を行うことになっています。防除を行ったのは帯広のある企業で、長年続けているので慣れたものです。

この容器は60センチ×45センチくらいあるので、ウチダザリガニの大きさがわかると思います。この大きなハサミの長さでニホンザリガニの超最大クラスです。

捕獲した後大きさなどのデータをとります。これによって、増加傾向かどうかなどがわかります。特定外来生物は生きたまま流域から移動してはいけないので、その場で調理して食べます。作業した流域のものは美味しいと評判です。今回は、罠に入らない性質の個体が大きくなって生き残っているのではないかという感触でした。捕獲方法を再考する必要がありそうです。

【2021.9.14のお仕事】

古いハガキの整理をします。当時の物流やほかの地域とのつながりがわかることがあります。

「燻蒸」です。博物館に来た資料には昆虫の卵やカビなどが付着しており、そのまま収蔵庫に入れると思わぬ被害に遭う場合があります。記念館の車庫に臨時のテントで密閉した空間を作り、業者の方に薬剤で処理していただきます。博物館の最も重要な仕事の一つです。

燻蒸には数日かかります。