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伝承活動を行っている団体

伝承活動を行っている団体

帯広カムイトウウポポ保存会

アイヌの民族の古式舞踊(こしきぶよう)や儀式などの伝承保存活動を行う団体。時代の移り変わりとともに歌や踊りが伝えられなくなることを心配した伏古コタンのお年寄りたちが1950年代に「十勝アイヌウポポ愛好会」をつくりました。その後、活動を活発に行っていくため、1964(昭和39)年に「帯広カムイトウウポポ保存会」と名前を変えました。

1971(昭和46)年、帯広市文化奨励賞を受賞。1982(昭和57)年、帯広市文化財第3号として指定されました。さらに、1984(昭和59)年2月には保存会のアイヌ古式舞踊が国の重要無形民俗文化財に指定されました。

現在、同会が伝承する代表的古式舞踊には、エリリㇺセ(粟まき踊り)、バッタキウポポ(バッタの踊り)、サロルンリㇺセ(鶴の舞)、フミウス(採取・農耕の踊り)、フッタレチュイ(踊りくらべ)、サㇽキウㇱナイ(情景の踊り)、クリㇺセ(弓の舞)、エムㇱリㇺセ(剣の舞い)、イフㇺケ(子守歌)などがあります。

上士幌アイヌ文化伝承保存会

上士幌町のアイヌ文化伝承保存のために1984(昭和59)年に設立されました。儀式、古式舞踊や木彫技術などの伝承活動に取り組み、オッパイ山大祭やマレㇰ漁などの事業を行っています。

マクウンベツアイヌ文化伝承保存会

失われつつある幕別のアイヌ文化を後世に伝えようと1984(昭和59)年にウタリ協会幕別支部(当時)が中心となって設立されました。一度活動を休止していましたが、2005(平成17)年に新たに活動をはじめました。現在は、刺しゅうや儀式などの伝承活動を行っています。

公益社団法人 北海道アイヌ協会 帯広アイヌ協会

公益社団法人北海道アイヌ協会とは、北海道の先住民族のアイヌの人たちで組織された団体です。「アイヌ民族の尊厳(そんげん)を確立するため、人種・民族に基づくあらゆる障壁を克服し、その社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図ること」を目的としています。
本部は札幌にあり、各地に地区協会があります。十勝には帯広アイヌ協会のほか、芽室、上士幌、幕別、本別、浦幌の6カ所に地区協会があります。 帯広アイヌ協会は帯広市生活館にあり、アイヌ語教室をはじめとするさまざまな活動を行っています。

公益社団法人 北海道アイヌ協会ホームページ