リウカ

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アイヌ語で自然かんさつ図鑑

ノリウツギ

アイヌ語 / 語源

  • 【アイヌ語名】ラスパニ/rasupani【日本語名】ノリウツギ
  • 【アイヌ語源】ラスパ-ニ【意味】(銛の)中柄の木(知里)

アイヌ文化

生活

この木は芯が柔らかいので、簡単に抜くことができます。このため、この枝を使ってキセルを作りました(帯広・本別)。
また、イオマンテ(クマの霊送り)で使う花矢の矢柄に利用されしました(本別)。
乾燥すると非常に堅くなるので、イクパスイ(酒捧箆)を作る材料にしました。

自然観察

別名のサビタでも知られます。アジサイ科の低木で、大きなものでも高さ5mほどになります。茎の中に白い随(ずい)があり、簡単に抜くことができます。また、内皮には強い粘りけがあり、これらが名前の語源になったものと思われます。
7〜8月に白い花が咲きます。大きな花弁のように見える飾り花が円錐状の花序(小さな花の集まり)の周囲に開き、多くの昆虫をあつめます。