トンコリ頭部 トンコリ脚部 五弦琴(ごげんきん)。おもにサハリンアイヌが使用してきた弦(げん)楽器。演奏曲には、自然界の音や動物の鳴き声をまねたものや子守歌の伴奏(ばんそう)などがある。胴体(どうたい)にエゾマツやイチイなど、弦(げん)にイラクサやシカの腱(けん)を用いる。楽器自体に魂(たましい)が宿ると考え、各部を身体名称(めいしょう)でよぶ。