プクサ(ギョウジャニンニク) プクサキナ(ニリンソウ) マカヨ(フキノトウ) コㇽコニ(フキ) シケㇾペキナ(ヒメザゼンソウ)の花 シケㇾペキナ(ヒメザゼンソウ)の葉と茎(右) トゥレㇷ゚(オオウバユリ)の花 シケㇾペニ(キハダ)の果実 シケㇾペ(キハダの果実)を干したもの ペカンペ(ヒシ)の果実 アイヌ民族に伝わる食用や薬用になる植物は数百種類にものぼる。十勝では春から夏にかけてギョウジャニンニク、ニリンソウ、フキ、ヒメザゼンソウなどの葉や茎(くき)、オオウバユリ、カタクリ、エゾエンゴサクなどの球根を、夏から秋にかけてはクルミ、キハダ、ヤマブドウ、ヒシ、ヤブマメなどの果実やコウライテンナンショウの球根、キノコなどを採集(さいしゅう)した。 トゥレㇷ゚(オオウバユリ)の鱗茎 トマ(エゾエンゴサク)の花と塊茎 ラウラウ(コウライテンナンショウ)の塊茎 ニヌㇺ(オニグルミの果実) エハ(ヤブマメ)の地下の豆 少女がイタヤの木の水を取る 函館市中央図書館所蔵 西川北洋『明治初期アイヌ風俗絵巻』 アイヌ語用例 アイヌ語 プクサ アフンパ ワ アサッケ。 pukusa a-hunpa wa a-satke. 訳 ギョウジャニンニクを刻んで乾燥させます。 【本別・沢井トメノ氏『アイヌ語十勝方言会話小辞典』 p. 46】
アイヌ民族に伝わる食用や薬用になる植物は数百種類にものぼる。十勝では春から夏にかけてギョウジャニンニク、ニリンソウ、フキ、ヒメザゼンソウなどの葉や茎 、オオウバユリ、カタクリ、エゾエンゴサクなどの球根を、夏から秋にかけてはクルミ、キハダ、ヤマブドウ、ヒシ、ヤブマメなどの果実やコウライテンナンショウの球根、キノコなどを採集 した。