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帯広百年記念館 アイヌ民族文化情報センター
コロポクウンクルが紹介する十勝のアイヌ文化
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十勝の伝説
伝説
  むかし、然別(しかりべつ)の上流にコウンクという小人(こびと)が住んでいました。とてもやさしく、ときどきアイヌの人たちに食べ物をさし入れたりしていましたが、すがたをあらわすことはありませんでした。ある日、家の入口から食べ物を入れようとしたところ、そこの家の人がすがたを見てやろうと手をつかんで家のなかに入れました。コウンクはとてもおこり、「ここはシアンルとよばれるよい所だったが、これからはここをおっぱいがかれるように運がわるくなるという意味のトカプチとよんでやる」といってどこかへ行ってしまいました。それからここはトカチとよばれるようになりました。 (帯広の伝説)
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コロポックル
 
ものがたり

むかしむかし、サマイクカムイという名前の神様がいました。ある日、この神様が12匹のオオカミといっしょに本別(ほんべつ)のコタン(村)にやってきました。そのころ、本別には海がありましたが、そこを地面にして村をつくったら人びとがくらせるかもしれないので、本別まできていた海の水をもどすことにしました。すると、雨や雪がふるように空から土がふってきて、人間でも動物でも住むことができるようなところになりました。だから、今でも本別のがけのところからは海の貝などが出てくるのです。

本別をつくったサマイクカムイは、その後もしばらく12匹のオオカミとともにこの地に住んでいました。そして、冬になってシカをとると、オオカミがほえて人間に知らせました。でも、オオカミたちはけっして人間にはすがたを見せませんでいした。アイヌの人たちはオオカミのほえる声が聞こえるとシカの肉をもらいに山へ行き、かんしゃしながら肉をいただき村へと持ちかえったそうです。(本別の物語)

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コロポックル
 
伝説
  むかし、トガリネズミがあるいていると、すこしのお米をみつけました。トガリネズミはこれでお酒をつくり、ワシやカケス、カラスなどをまねいてえんかいをひらきました。みんなとても楽しく歌ったり、おどったりしていましたが、そのうちワシとカラスがけんかをはじめました。こまったトガリネズミは助けてもらうためにシギのところに行きました。でも、シギは「よいことがあるときは、さそってもくれないのに、わるいことがあるときだけ来る。そんなところへは行かない。」とおこりました。トガリネズミがしかたなく家にかえってみると、カラスはあしをおられてしんでいました。(帯広の物語)
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